「地域包括ケアの中で広がる看護職の役割」
NPO法人 maggi’sTOKYO 共同代表 センター長 秋山正子 氏
この講演会は、卒業を控えた3年次の学生に向けて、経験豊かな先輩の講演を拝聴することで、専門職業人として自覚を持ち、良質な看護を提供するための自己研鑽となるよう実施しています。また、貴重なご講演ですので、1・2年次の学生も同席し拝聴しました。
今年度は、「市ヶ谷のマザーテレサ」の異名を持ち、高齢化の進む団地に「暮らしの保健室」を開設し、住民の健康や介護に関する相談に応じ、地域医療連携に関与され、また、イギリスのマギーズセンターに出会い、がん患者と家族のための新しい相談支援の場マギーセンターをオープンされ、現在センター長を務める秋山正子先生をお迎えしました。
日常生活の延長として自宅で最期を迎えたいと思う人が、思い通りに暮らせるまちに。患者だけでなくケアする人も支えられるまちに─。秋山先生はこれまでの経験から在宅ケアの力や地域医療連携の重要性を伝えてくださいました。
学生たちは秋山先生のお話から、地域での看護は人と人との繋がり、関係性が重要であり、本人の持っている力を最大限に引き出す不思議な力があることや、住み慣れた土地で安心して暮らしていけることは、その人らしく生きていけることにつながることなど多くのことを学ばせていただきました。
秋山先生、お忙しいところお越しいただきありがとうございました。